Return to HOME PAGE Return to PHOTO HOME BACK NEXT 画像掲示板
OLYMPUS CHROME SIX V
OLYMPUS CHROME SIX V
Olympus ZUIKO F.C. 7.5cm F2.8

シャッター: COPAL SV B, 1 〜 1/200秒
絞り: 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22
距離調節: 目測 1.5m 〜 ∞
ファインダー: アルバダ式

120タイプブローニーフィルム使用、6x6判、
  フィルムゲートマスク併用にて6x4.5判
  赤窓確認式レバー巻上げ

1955年発売
発売時定価:

背面から見た画像

巻き上げは左手レバーで、ラチェット式に何度か分割して巻上げ、巻き止めを赤窓で目視して決める。 セミ判で撮るときには別途添付のセミ判マスクをフィルムゲートにはめ込み、接眼レンズ右下のフレーム切換レバーでファインダー内にマスクを出す。

オリンパスは戦前1937年からセミ判の、1940年から6x6判のスプリングカメラをリリースしていたが、
戦後1946年には生産を再開している。 同時に軍艦部をクロームメッキしたクローム・シックスを試作し、
1948年からオリンパス・クローム・シックスとして販売を開始した。 目測式や距離計内蔵機など数機種を出していたが1955年のこのV型と距離計内蔵のRIIBモデルが最終型となっている。
初期型に比べプレスのエッジがきれいになり、クロームの梨地も高級になっている。
装着レンズはズイコーの75mm F2.8で、大口径のコーテッドレンズが威容を誇っている。
スムーズなラチェット巻き上げやスムーズなボディレリーズなど、一時代の完成モデルと言えよう。

 ズイコーで一番問題になるレンズの白濁であるが、バラしてオキシドール洗浄したら微細なカビ痕は残ったものの、各部清掃とチェックで蛇腹もOK、使用に差し支えないと判断したので試写をしてみた。
試写はいつものとおり自宅近所でお手軽にやったが、シャープでスムーズなボケの好ましい結果を得られた。
F2.8という大口径のため、絞っても中心部に比べ周辺部の崩れが少々気になる。
前玉回転式の宿命とも言えようが、近距離ではこの崩れが目立ってくる。
最短撮影距離が通常の1mより遠い1.5mというのもこの現れかと推測する次第である。

1. 定番の自宅近所の試写ポイント  f8
2.  試写ポイント中央部のポストに寄ってみた  f8
3.  自宅と阪急電車の高架、”鉄”はこの環境を見て羨ましがる  f8
4.  最短撮影距離の1.5mにして撮ってみたらf8でも1.8mのミラーはフォーカスアウトした  f8
5.  高架下駐輪場で撮ってみた、フォーカスしたバイクのプレートまで2m  f5.6
6.  高架沿い道路の歩車道分離ガード、距離1.5mでフォーカスしたところはきわめてシャープ  f8
2005. 12. 10

OLYMPUS CHROME SIX V / Olympus ZUIKO F.C. 7.5cm F2.8
AGFA APX 100   ND-76 1:1 23℃ 8分

Page TOP

inserted by FC2 system