試写してみたらフィルムに光線引きが見られた。 コマ毎にあるものないもの、濃いもの薄いものがあるが、出現するのは同じ場所であった。
原因を探ってみると、赤矢印のモルトがへたっていて、ごくわずかの光が入っていたのかもしれない。 また、ガバッと開く裏蓋のヒンジにモルトや遮光板の対策がなく、ここからわずかな光が漏れたことも考えられる。
黄矢印のフィルム圧板の切り欠きは、撮影時にフィルムの一部に無防備の空間を作ってしまう。 どうやら先のわずかな漏光がここで悪戯をしているようだ。
今回の試写では開放F値が8と暗いレンズのためにISO800の高感度フィルムを使い、日中戸外で撮影したために光線引きを起こしたと思われる。 漏光防止の対策を施すことにしたい。
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