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高槻の自宅で撮ったペットの写真

1967. 3 〜 7月
 1967年3月にある方から二眼レフをいただいた。 オフナーフレックス、オフナー75mm F3.5付。 私にとって初めての二眼レフである。 上から覗いて撮るのがおもしろく、気がつけばローアングル写真ばかり撮っていた。 言ってみれば「二眼レフことはじめ」。 まだ南隣のお宅が平屋建だったので、日当たりの良い我家の庭をペットたちが走り回っていた。 その時のネガを発掘したので、ここに掲載することにした。
1967.3.26
 2月に天神さんのお祭りがあり、屋台でヒヨコを買ってきた。 まず育たないと言われていたのだが、段ボール箱に新聞紙と古毛布の切れっ端を入れて巣にし、白熱電球で暖めてやっていたら育ってしまった。 これで孵化後40日目くらいか。 庭に放してやったら「ピーピー」と鳴きながら走り回った。 チト前ピン ^_^;
1967.4.8
 幼いながら、もう一丁前にポーズを決めて水を飲んだりしている。 この頃になると庭にも慣れ、夜は家の中に巣箱ごと入れて寝かせたが、昼間は庭で放し飼いである。 野良猫に襲われる恐れはあったが、中型犬が庭にいたので時々目をかけてやるだけでよかった。
1967.5.5
 ここまで大きくなると、もうニワトリである。 鳴き声も「コッコッコ」と言い出した。 朝早くに鬨の声を上げだしたのには参った。 庭では犬と一緒にいたのだが、お互いに干渉しないことで住み分けていたみたいだ。 時々犬をつつきに行って追いかけられて「バタバタ、クォーッコ」と逃げていた。 この後だんだんと鶏冠が大きくなっていった。 こいつは「屋台のヒヨコにメスはいない」の定説どおりオスだった。
1967.3.26
 こちらはメスのコリー犬、このときで6歳ちょっとくらいである。 賢くて飼い主には従順なのだが気が強く、他人には絶対慣れなかった。 子犬の時に足を悪くして育ちが悪く、コリー犬にしては小さかった。 横の鳥かごではセキセイインコを飼っていて・・・このときは洗って乾かしている・・・、雛を産ましては小鳥屋に売りに行って私の小遣を稼いでいた。 時期はずれるが、兎も飼っていて庭を走っていたこともある。
1967.4.8
 ヒヨコがウロウロしているのをじっと目で追っている。 はしゃぎ回って騒ぐタイプの犬ではなかった。 濡れるのが嫌いで、洗ってやるときに暴れるので大変だった。 洗う役目はいつも私で、休みの日の昼間に一緒に風呂場に連れて入り、一緒にビチョビチョになっていた。 洗ったあとなので白い毛がきれい。
1967.7.2
 この写真はネガ現像を失敗した極端な薄ネガからスキャンした。 粒子が荒れてひどい写真だが、このシーンが好きなので敢えて掲載した。
 高校生、大学生の頃は限られた小遣のなかでなんとかやりくりしていたので、フィルムはせいぜい月に1本くらいしか使えなかった。 現像液は35mmと共通でミクロファインを使っていたが、600ccで4本の寿命をいっぱいに使った。 使いカケの長期保存になるので時間で加減はしたが、よく4本目の現像で失敗した。 この最後のコマがそれである。 ミクロファインは溶いて2ヶ月以上置いたらダメ、というのを学習した。
 このページは初めて使った二眼レフの試写レベルであるが、いい機材に出会えたのでそれなりの写真が残せた。
OFUNAFLEX / OFUNAR 7.5cm F3.5 F.C
FUJI NEOPAN SS / Microfine

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