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瀬田川沿いの立木観音でもみじ狩り
2002. 11. 17
山上の境内で
70-200mm SRA
JR石山駅から瀬田川沿いに7kmあまり下ると、川沿い立木観音(安養寺)がある。 平安時代前期、瀬田川の対岸に光り輝く霊木を発見した弘法大師が、急流のため渡れないでいると、突然白い鹿が現れて弘法大師を背中に乗せて岩の上を跳んで渡ってくれた。このことから、この地は「鹿跳」と呼ばれるようになった。そして、川を渡って霊木の前まで来ると白い鹿は観世音菩薩に姿を変えたという。観世音が導いてくれたことに感激した弘法大師は、立木に等身大の観音像を刻み、建立したのがこの寺であるといわれている。
長く急な石段を登ると境内がある。弘法大師が観音像を刻んだのが厄年の42歳であったといわれることから、古くから立木観音は厄よけ観音として広く親しまれ、毎月17日には月詣りをする参詣者で賑わっている。 この日はちょうどこの月詣りの日に当たり、紅葉真っ盛りとも相まって結構な人出で賑わっていた。 ただ、山上の境内までは急な葛籠折れの石段が670段(アプローチを入れると700段?)もあって、カメラを3台抱えていたとは言え、私の足で20分もかかってしまった。 息が上がって境内で一服していると、月詣りを欠かさないというお婆ちゃんが「アタシは15分」とニコニコと話してくれた。 イヤハヤ精進の賜である。
15mm TREBI 400
43mm TREBI 400
70-200mm SRA
境内は山の中の木々に囲まれた下界の喧騒と隔絶された極めて静かな所だ。 下の国道の車の音も、瀬田川の流れの音も聞こえない。 携帯電話の電波は、かろうじてツノ1本届いていた。
本堂の奥、すこし階段を上がった所に奥の院があるが、さすがに見上げるだけにしておいた。
敷地内には休憩所などが設けられ、信者の方々のボランティアで塩茶が振る舞われている。 一服すると、まさに生き返る心地である。 少し休憩を取ったら、また600余段の階段を下ることになるが、膝が笑っても「あと何段」が分かっているので気分的には楽に下れる。 上りはまるで先が見えないので、非常に辛い。
70-200mm SRA
70-200mm SRA
立木観音への登り口から国道を挟んで瀬田川が流れている。 南郷の洗堰からまだ数キロの山中を渓谷が刻んでいるので、下流にある天ヶ瀬ダムまでは時に緩やかに、時に白波を立てて変化のある流れが楽しめる。 ちょうど真下ではパドルを漕いで急流を楽しむ人々がいた。
70-200mm + Tele-Con SRA
70-200mm + Tele-Con SRA
70-200mm + Tele-Con SRA
15mm TREBI 400
国道筋の階段下にも見事なもみじがある。 川風に揺れるその姿もまた絶景である。 体力に自信が無くても紅葉は十分に楽しめる。
43mm TREBI 400
70-200mm SRA

CANON EOS-1N RS / SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX HSM, SIGMA AF APO TELE CONVERTER 1.4x /
KONICACHROME SINBI 100 (SRA)
Voigtlander BESSA-L (GR) / SUPER WIDE-HERIAR 15mm F4.5 ASPHERICAL /
FUJICHROME TREBI 400
Voigtlander BESSA-T (LB) / SMC-PENTAX L 43mm F1.9 (B) /
FUJICHROME TREBI 400

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