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2002.8.16 京都 五山の送り火
(曼陀羅山の鳥居形)
今年もこの季節になった。 いつもどおり送り火は、午後8時に東山大文字山(如意ヶ嶽)の「大文字」にまず点火され、西へ松ヶ崎の「妙・法」、明見山の「舟形」、大北山の「左大文字」と順に火が灯されてゆき、最後の曼陀羅山の「鳥居形」は8時20分頃の点火となった。 各々の送り火が燃えている時間はせいぜい20分位なので、最後のこの鳥居形が炎で形がわかる頃には東山の大文字は消えつつある状態である。
今年は嵐山桂川の右岸、渡月橋の下手川岸から川越しに眺めることにした。
午後7時半を過ぎると河原も橋も人で溢れ、撮影ポジションを変えるなどとんでもないことになってきた。
鳥居形が燃えさかるにつれ前景に松の木がくっきり浮かび上がってきたが、最早手遅れであった。
右手川下遠くを見やると、大文字はもう「大」の字ではなく「人」の字になっていた。
渡月橋辺りから下手(手前)に向かって灯籠流しがあることもあって、ご覧のとおり渡月橋は鈴なりの人で溢れている。
阪急電車の嵐山駅は昔ながらの面影を残した風情のある櫛形ホームの頭端駅で、大好きな駅である。 普段はこの4両編成の電車が桂駅との間の単線区間を行ったり来たりしている。 この写真を撮った30分後くらいからは人出がどっと増え、6両編成の新型電車が臨時ダイヤで投入され、途中交換をしながらピストン輸送で人を運んでいた。 改札口の2基しかない自動改札機もパンクして、駅員も整理に大わらわであった。
CANON EOS RT
SIGMA AF APO 70-200mm F2.8
EX HSM / AF APO TELE CONVERTER 1.4x EX
FUJICHROME TREBI 400

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