一里塚｜PHOTO G020324

2002年の桜　Part.1　京都・長岡天満宮

2002. 3. 24

今年の桜は全国的に例年より１０日から２週間開花が早く、おまけに関東の方が関西より１週間も早く開花した。
この日関東のあちこちで満開近しの報を聞き、当地ではどうかと出かけてみたが、さすがに咲き始めからせいぜい二三分の状況であった。ここ長岡の天神さんでも散り始めた梅と開きかけた桜が一緒に見られ、さてどう撮るかで悩むことになってしまった。この日はピカーっと日が射したかと思うと、一天俄に掻き曇ってスコールみたいな雨に降られたり、散々であった。ちょうど菅原道真公１１００年大祭とあって参道には多くの屋台が出ていたが、人出は今ひとつ、と言うよりパラパラ。花は翌週に期待して早々に引き上げることになった。

数羽のウグイスが活発に飛び回り花の蜜を吸っていた。
このウグイスたちはまだまだ練習不足らしく、チチッ、ジッジ、キョロッなどと鶯とは思えない下手な鳴き声で、些か風情に欠けるものであった。撮れた写真も”梅に鶯”ならぬ”桜に鶯”になってしまった。

屋台の留守番をしている犬も、このとおり・・・
一体店主はどこへ行っているのやら。

１１００年大祭の雰囲気はそこここにあり、それなりの盛り上がりを見せているが、賑わいのあるのはなにかイベントのあるところだけ。境内では当ての外れたアベックが寒そうに肩を寄せ合って冷たいおにぎりを頬張っていた。

いよいよ雲行きが怪しくなってきた頃、真打ち登場。参道には怪しげで怖げな人たちが・・・　　ノーファインダーで・・・
ごめんなさい。写った方たちはごくフツーの人だとは思うのですよ、多分。この日の”流れ”がそう見せてしまったのか。
また、そぞろ雨粒が落ちてきたので、潮時と引き上げることにした。

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