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KODAK TOURIST
2007. 10. 17/20
KODAK TOURIST
Kodak Anaston Lens 100mm F8.8

シャッター: T, B, 1/25, 50,100
絞り: 8.8, 11, 16, 22,32
撮影距離: 目測 4〜50 feet, ∞
ファインダー: 透視式
巻上げ: ノブ巻上げ赤窓確認方式
フィルム: 620ロールフィルム、6x9判、8枚撮り
画面サイズ: 57mmx84mm

W× H× D  g
1948年発売
発売時定価:

米国KODAK

コダックから発売された家庭用カメラで、その名の通り旅行写真などを手軽に撮れるように作られている。
同じ造りのII型もあるが、そちらはエバレディ単速シャッター(B、I)なのでこちらが高級である。
こちらのシャッターにはフラッシュシンクロ接点も付いている。 1948年から1951年にかけて供給された。
筐体は金属製のズシリとしたものだが、ファインダー部のトップカバーはベークライト製で薄灰青色をしている。
裏蓋は両側のロックレバーを操作するとパカッと外れるが、片側だけロックを外すと片開きヒンジとなり、
左右どちらにも開けられるという凝った構造になっている。 なぜそうなってるのかは不明。
フィルムはKODAK独善の620細軸ブローニーを使う、今となっては困りものの仕様である。
勿論自動巻き止め、二重露光防止や露出計、距離計は付いていないので、
赤窓を見て巻上げておいて距離を目測して合わせ、シャッターをチャージしてレバーを押して撮影する。
シャッターボタンは前蓋のヘリ、ボディに近いところにあり、自然に操作しやすい位置ではあるが、
リンクに遊びが多いのでタイミングが掴みにくく、ストロークも長いので手ブレしやすい。
それよりも、ボタン位置がカメラを持ち替えたりホールドしたときに触りやすい位置にあるために
ちょっとしたことで触ってしまって意図せずシャッターを切ってしまうことに気をつけないといけない。
実際私は1本目の撮影で8コマ中3コマ無駄玉を打ってしまった・涙

試写にはまず620のフィルムを用意しないといけない。
モノクロはLUCKY SHD100 Newを、カラーはKODAK UC100ネガを用意して620スプールに巻き直した。
試写は万博記念公園と自宅の近所でお手軽にやってきた。

 

1. 万博記念公園のエキスポランドは営業再開したものの人出はイマイチ、
どの遊戯施設も待ちなしで楽しめます。

 

2. 公園内の足漕ぎボートもあくびを噛み殺しています。
季節的にはちょうど目玉のない端境期というところでしょうか。

 

3. その代わり園内の散策では好きなように歩き回れ、烏や鳩と交流を深められます。

 

  4. カラーではどんな色合いになるかと思っていましたが、パステル調のなかなか好ましい色になりました。

 

  4. 近所の農場の倉庫棟もなかなかいい雰囲気で写ってくれました。

 

  4. 1/25秒で流し撮りをしたらどうなるかなぁ、、、、大失敗でした。
シャッターの切れるタイミングがまるでつかめず、そっちに気をとられて流しのリズムが捉えられません。
このカメラは振り回して撮るんじゃなくて、じっくり構えて撮るのがよいようです。

 

KODAK TOURIST / Kodak Anaston Lens 100mm F8.8
   
LUCKY SHD100 New (120 → 620巻き直し)   PC-TEA 1:50 20.5℃ 7分
   KODAK ULTRA COLOR 100 (120 → 620巻き直し)   ミニラボ処理

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