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VOSKHOD
2007. 9. 8
VOSKHOD
T-48 45mm F2.8
 (3群3枚)

シャッター B, 1, 2, 4, 8, 15, 30, 60, 125, 250
絞り     2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22
撮影距離 1 〜 ∞、ピクトグラム3箇所あり
フィルム感度 DIN 12〜27、GOST 11〜350
ボディ前面レバー巻上げ、セルフコッキング、
クランク式巻戻し 、逆算式手動セットフィルムカウンター

145Wx74Hx70D  680g

1964年〜1968年、生産台数 約58,000台
発売時定価: 14,000円 (ケース別 1,000円)
旧ソビエト連邦LOMO社製

キリル文字と英文字表記の2種あり
英文字は輸出用 MADE IN USSR の刻印あり

旧ソ連製のカメラでヴォスホートと読む。 もちろんロシア語なので、日本語発音では諸説ある。
ヴァスホートと書いているものが多いが、この辺が実際には近い発音なのかもしれない。
1964年からレニングラードのLOMOで製造されている。 ヴォスホートとは「日の出」の意味だそうであるが、
このカメラ名の由来は1964年10月打ち上げの有人宇宙船ヴォスホート1号から採ったのであろう。
この宇宙船の名前を日本では「ヴォスホート」「ボスホート」「ボスホード」などと記載していることが多いので、
このカメラも「ヴォスホート」と呼ぶのが妥当であろうと思う。

このカメラの形状は縦位置で構えたときに一番使いやすいように作られている。
デザイン的にも縦位置の方が納まりはいいが、横位置でも使うのに問題はない。
世の中では35mmカメラは横位置で構えるのが標準なので、ユニークな発想である。
横位置は勿論、縦位置で使うのに違和感ないところが実に使い勝手のいいカメラと言える。

定点直読式セレン板の露出計を装備しているが、この個体では残念ながらセレンが昇天していて使えない。
マニュアル操作で全シャッター速度、絞り値が設定できるので、撮影には支障ない。
距離計はついていないので、目測撮影距離を設定する必要がある。

試写に持ち出したのは茨木の山間に開発されたニュータウン”彩都”である。
今年開通したばかりのモノレールに乗ってこの古いカメラを持ち新しい町を撮ってみた。
標準で縦位置の保持形態、前面回転レバー式巻き上げなど奇抜な特徴も持っているが、
カメラの性能としては大変まとまりもよく、そして実際に使ってみてとても使いやすいものであった。
付属レンズ Lomo T-48 45mm F2.8 は、前玉回転の3枚玉であるがとてもよくできたものだと思う。

 

1.モノレールの終点「彩都西」駅前にあるショッピングセンター

 

2.新しいショッピングセンターによくある小洒落たパン屋

 

3.パン屋の前にあるベンチ

 

4.至近距離の1mでフラットな光という厳しい条件だが、これだけ写ればいいとしよう

 

5.ショッピングセンター横、駐車場に面したちょっとした憩いスペース

 

6.ショッピングセンター2階にある喫煙コーナー
最近はこんな吹きっ晒しの場所が多いが、あるだけましという状況になっている

 

7.彩都西は起伏の多い土地で坂道も多い
駅前の丘に登る階段の手摺を撮ってみたが、金属の質感もきちんと再現している

 

8.駅前にはこんな施設もあるが、閑散として何か入りにくい雰囲気だった

 

9.彩都西駅の側面だが、回りは開発未だ途上という寂しい雰囲気である
山合の田園風景を走ってきたモノレールは突然この駅に到着する

 

10.彩都西駅からは開発中の彩都中、彩都東に向けてモノレール伸延予定になっているが、
今のところは駅を出たところは電車を回送して引き返す引込線になっている

 

11.引き返す電車(モノレール)に乗り込んで引込線を眺めたらこんな感じ

 

12.走る電車の後部運転席越しに彩都西方面を眺めたらこういう風景が広がっている
ここ暫くはこのようなのどかな風景が楽しめそうである

 

 

VOSHOD / T-48 45mm F2.8
   
KODAK 125PX ND-76 1:1 23.5℃ 7分
   KONICA 業務用 ISO100-12EX ネガカラーフィルム

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