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Voigtlander VITO B
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2006. 11. 5
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ドイツの名門カメラメーカー、フォクトレンダー社の生産品である。
フォクトレンダーはブランドとして一時絶えたが、後に日本のコシナ社が入手し継承することになる。 このVOTOシリーズはコンパクトなファミリーカメラのシリーズで何種か出されたが、 このモデル”B”は中でも普及型、距離計もなく低速シャッターも省略されている。 しかし全体は丁寧な作りで独特のラウンドカットのボディシェルや凝ったフィルム装填方法など 一連のコンセプトはイカされている。 メッキも独特の光沢感あるものだが、トップカバーが些かヤワである。 このカメラはセルフコッキングなのだが、巻上げスプロケットをフィルムで送ってシャッターをチャージするので フィルム装填しないと巻き上げレバーを操作してもシャッターチャージされない。 知らないと故障と勘違いする。 ファインダーはフレームも何もない素通しのシンプルなものだが、視野は良く合っている。 全金属製でサイズの割には持ち重りのするいい感触のカメラである。 装着レンズが定評あるカラー・スコパーということで、このレンズ欲しさにこれを購入する人も多い。 このカメラの距離表示はフィート刻みなので、米国向けの輸出モデルと思われる。 |
とりあえず問題なさそうなので清掃だけをしてモノクロの試写に持ち出した。
場所はいつもの我家の近所、お手軽お散歩コース、フィルムも定番ネオパンSSである。 |
1. 目測ピント目標はキックレバー、バイク上下をファインダーギリギリ、なんとか合ってるようだ
2. 最短撮影距離の3feet近辺(目盛ナシ)、なんとかこれもいけてそう
3. ここは近所の旭化成研究所、影から直射まで良く再現している
4. JR高槻の電留線、細部から周辺まできちんと写し撮ってくれた
5. 線路際の田圃の中には私が中学生の頃からこのお地蔵さんが祀られている
6. 野良仕事に来られた方が乗ってきたのでしょうか、なかなか魅せてくれる
7. のどかな田圃の向こう、JR東海道本線をトワイライトエクスプレスが走り抜けていった
8. 刈り入れの済んだ稲田では農家の方が土の手入れに余念がない
逆光では全体にフレアっぽくなってしまいます
Voigtlander VITO B / COLOR-SKOPAR 50mm F3.5 FUJIFILM NEOPAN SS / ND-76 1:1 23.5℃ 7分 |