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Aires VISCOUNT
2006. 9. 30
Aires VISCOUNT
H.CORAL 45mm F1.9

シャッター: SEIKOSHA-SLV B, 1 〜 1/500, MXV
絞り: 1.9, 2 〜 16
撮影距離: 0.8m (2
2/3 ft) 〜 ∞、直進ヘリコイド
ファインダー: 透視式ブライトフレーム距離計連動
巻上げ: レバー巻上げ、セルフコッキング
フィルム: パトローネ入り35mmフィルム
画面サイズ: 24x36mm

134W×88H×72D  800g
1959年6月発売
発売時定価: 14,600円 (革ケース付)
アイレスカメラ (アイレス写真機製作所)

アイレスカメラが発売した35mmレンジファインダーカメラの完成形、この翌年に倒産してしまった。
火事で本社・工場が全焼し、再建ができずに倒産してしまったというのが哀しい。
カメラ名はこの綴りでアイレス・ヴァイカウントと読む。 ビスカウントではないらしい。
この当時に考えられるスペックをほぼ全て網羅したカメラで、35mmと80mmのコンバージョンレンズも用意された。
ファインダー内のブライトフレーム外枠が45mm、内枠が80mm、全画面で35mmとなる。
贅沢な6枚玉のコーラルレンズは端正ですっきりという定評があり、未だにファンが多い。

試写は地元の高槻市近所スジをちょっと散歩して撮ってみた。
写りはさらりと繊細で細部までクセなく見疲れしない描写をする。 ボケ味もソフトで申し分ない。
押しつけがましさのない実に忠実な再現で、歪みも全く感じない。

 

1. いつもの定番試写ポイント、家の近所のY字路

 

2. 家の前の高架下駐輪場、細部から周辺まで余裕で表現している

 

3. 駐輪場のフェンスだが手前のポール(1m)にピントを合わせた
距離計精度がよく歪み感もなく、ボケ味もなかなか良い

 

4. 高架下の児童公園に人はいない、ゴミも放ったまま

 

5. 児童公園の橋脚コンクリートに書かれた落書き

 

6. この状態は公園と言うよりは放っておかれた空き地である

 

7. 京都大学農場の門柱だが、この影の部分と後ろの陽射しの部分が両方とも写しとめられている

 

8. 路傍の彼岸花、かろうじてバックから浮き出して撮れている
大抵のカメラではモノクロで撮ったら背景に融け込んでしまうところだ

 

JFC会諸先輩のレポート   kanさんは こちら
daddyさんは こちら
ビュッカーさんは こちら

 

Aires VISCOUNT / H.CORAL 45mm F1.9
   
FUJIFILM NEOPAN SS   ND-76 1:1 23.5℃ 7分

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