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画像掲示板
Lensbaby 2.0
2006. 6. 25
Lensbaby 2.0

●焦点距離: 約55mm
●焦点調整: 手動式
●標準撮影距離 約50cm
●撮影可能距離 約30cm 〜 無限大
●絞り値: f2.0, f2.8, f4, f5.6, f8
  絞りリング付け替えマグネット式4枚付属
●2枚の高屈折光学ガラスを使用
  スイートスポットをシャープに表現
●カメラ本体との連絡ピンや電気接点はなし
●カメラマウント: 各種固定
  EOS、NIKON F、PENTAX K、α、4/3's

54φ× 63L  105g
2005年8月発売
発売時定価: 19,500円

★オプション絞リング
  星形、ハート形、自作用無加工の3枚
  1,680円

米Lensbabies LLC製 / TPC(株)日本国内販売

掃除機のホースのような鏡筒部をもち、ソフトフォーカスレンズのような不思議な描写が可能なレンズです。
レンズ前面のリングを左右の指で支え、伸縮させて焦点を合わせます。リングを傾けることによりピントの合ったポイントが移動します。隅の画像がぼけて流れ、良いとこでシャッターを押します。デジタルでもアナログでも使用できます。

購入品はαマウント用
左の写真はf4絞リングを付けた撮影体勢

「写真の世界にクリエイティブなスパークを巻き起こす不思議なレンズ 」

これがこのレンズのウリである。 宣伝文句によれば、
「レンズベビーは全く新しいコンセプトから生まれた一眼レフカメラ専用セレクティブフォーカスレンズです。
フレキシブルに動くレンズチューブを傾けることにより、写真の一部分に合わせたスイートスポット(焦点)を移動させることができ、コンピュータの画像処理とは異なった、自然なボケや、レンズ自身による色収差などユニークで新しい画像が創り出せます。」ということだそうである。

「レンズベビーには「レンズベビーオリジナル」と「レンズベビー 2.0」の2種類が有ります。
「レンズベビーオリジナル」はソフトで印象的な映像を創り出し、「レンズベビー 2.0」は解放値がf2.0になり、光の拡散を最小限に抑えスイートスポットがよりシャープになります。」と書いてあったので2.0の方を調達した。

と言ってもアブナイおもちゃにしては結構高価なので普通なら買わないものだが、たまたま販売しているネット通販会社の購入ポイントが結構あったので、それを充当して安価で購入した。

さてさて、試写であるが、カメラはミノルタMAXXUM 9000(α-9000の輸出モデル)を使って行った。
このM9000はミノルタAFの初代フラッグシップ機で、シャッター最高速!/8000秒が付いており、手巻きで普通のAEモードでMF機と同等の操作で扱える便利なものなので、このようなテストには最適であろう。

幸いレンズの届いた日は雨に降り込められた日だったので、水滴を扱ったテストができる。
早速400のネガカラーフィルムを詰めて自宅のベランダや庭で試写してみた。
取説によれば絞りリングf4を付けて撮るのが標準スタイルだそうである。

なお、このレンズをカメラに取り付けた状態では撮影距離約50cmの固定となるので、
下の取説のごとく指で適当に鏡筒を伸縮してピント調節をすることになる。
これがコツを掴んで慣れるまでに少々練習が必要であった。
上手く前枠を平行に伸縮しないと勝手にアオリ操作されてしまうので、注意がいる。
逆にアオリを使って作画することもできるが、周辺の流れが大きいのであまり使い勝手は良くない。

 


先ずはお隣のお宅を2階のベランダから    f2開放(絞リングなし)


同じく    f4


同じく    f8(最小絞り)

 

ベランダの手すりを使ってアウトフォーカスの効果を確かめてみることにした。

[上]星形絞
 手前の水滴にフォーカスを合わせて撮ってみたらアウトフォーカスした水滴がかすかに星形になった。ちょいアオリ

[中]星形絞り
 もっと寄って奥の水滴にフォーカスして前の水滴を前ボケにしてみた。

[下]ハート形絞り
 中と同じ前ボケが得られるよう同条件でハート形絞りに替えて撮ってみた。ちょいアオリ

 星形はそれなりに面白そうだが、ハート形はイマイチよく分からなかった・・・

次に標準撮影距離50cmの時に絞りでどう変わるのか試してみた


f2開放で撮ったシュロチク


f8で撮ったシュロチク

 

以下の作例はいずれも絞りf4にして、撮影距離50cmはチューブ操作なし、
それより近いのはチューブを伸ばし、遠いのは押し込んで撮りました


ピラカンサス   撮影距離30cm

 


アジサイ   撮影距離40cm

 


アジサイ  撮影距離25cm (指が震えるくらい思いっきり引き出した)

 


アジサイ   撮影距離50cm

 


オモト   撮影距離30cm

 


信楽焼のタヌキ   撮影距離60cm

 

 

MINOLTA MAXXUM 9000 / Lensbaby 2.0
   
KONICA MINOLTA CENTURIA 400-SII

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