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SOLIGOR 400mm F8

≪モノクロ編≫  ≪カラー編≫

2006. 5. 28
SOLIGOR 400mm F8  (CAMERA : NIKOMAT EL BLACK)

画角: 6°、構成: 1群2枚、絞形式: 普通絞、マウント: Tマウント交換式
最小絞り: 32
最短撮影距離: 10.0m
フィルター径: 58mm

L372mm  220g
1964年頃発売
発売時定価: レンズ本体 9,500円、 別売交換用Tマウント 各1,000円   (ミラックス商事)

当初ミランダ用交換レズとしてミランダオートメックスやFと一緒にミラックス商事からリリースされたが、
ソリゴール名のレンズはプリセット式絞または普通絞であり、汎用Tマウント交換式になっていた。
同社からはミランダ用以外にもミノルタSR、ペンタックス(M42)、ニコンF、エキザクタ、コニカFのものが
提供された。他社製でもTマウント規格であればどこのものでも使えるので、ほとんどのSLRに使える。

この400mmは1群2枚の色消しレンズ構成になっており、言ってみれば望遠鏡に絞をつけたようなものである。
異様にひょろ長いが開放値がF8と暗く、鏡筒はがらんどうなので非常に軽く220gしかない。

左はレンズ本体とニコンF用のTマウント、それにボディである。
Tマウントはレンズにねじ込んで右の状態にしてボディに取り付ける。
ニコマートの場合には実絞の絞り込み測光になるので、ガチャガチャのツノはレンズ取付位置に固定しておく。 あとはレンズをバヨネットで取り付け撮影すればよい。
試写はこれだけの長玉を振り回せるところということで淀川にかかるJR城東貨物線の赤川鉄橋(全長610m)に出かけてみた。 この貨物線は元々複線仕様で造られているのだが、いまのところ単線で間に合っているため、残り半分を人道橋として人が渡れるようにしてある。 結構往来は多い。 人が渡れる鉄橋など非常にめずらしいが、城東貨物線を旅客線(大阪外環状線)にする工事によって、近いうちに線路が複線化され、人道橋は姿を消す計画になっている。

試写に使ったボディはニコマートEL、理由はボディ+レンズでちょうど1Kgという乾燥重量が気に入ったのとAEで撮影できる気軽さからである。 実際にはこれだけの長さがあるのに軽すぎて、ファインダーを覗いたら画面が震えているのが分かる。 手持ちでの撮影は結構キツいものがあったが、絞をF11にしてISO400のフィルムを使えば大体1/500秒±1段以内でシャッターが切れるので、人間三脚で頑張ることにした。 F11だとスプリットイメージは完全に黒丸になり、役に立たない。 マット面でピントを合わせるのだが、手持ちのため実絞で合わせるので大変暗く、エッライ苦労した。 特に迫り来る列車をピントを追いながら撮影するのは冷汗ものであった。

 

これが赤川鉄橋を北(東淀川区)側から見たところ、左が人道、右が鉄道(記録用にデジで撮影)

 

北側の淀川堤防から600m先の対岸(旭区側)を撮るとこんな感じである

 

こちらは鉄道側、この線路のうねりを見ると50Km以上は出せないなぁ、、、
旅客線に転用するにはかなり整備が必要と思われる

 

こちらは人道、足元は板張りである、自転車は押して渡ることになってるんですけど・・・

 

橋を渡りきって対岸に着くと線路は緩やかな下りになり、カーブして放出(はなてん)の方に走ってゆく

 

堤防の高さは5m以上ある、堤防下は旭区の下町住宅街で、屋台のラーメン屋が営業準備中

 

赤川鉄橋の正式名称は「淀川橋梁」、人道はあくまでも複線化までの「赤川仮橋」である
これで撮影距離は最短の10m、400mmレンズは長いと実感する

 

橋の入口近くに何故か壊れた台車が縛り付けられていた
これも撮影距離は至近距離の10m

 

堤防の内側、河川敷では少年チームがサッカーの練習をしていた

 

横手の鉄橋の下では先に練習を終えた少年達が練習着を着替え中

 

ここは伊丹空港への着陸コースにも近く、脚を下ろした飛行機が見られる
手前の電線と針金がゴーストのように写ってしまった (・・;

 

さぁ、下り貨物がやってきました、このDD51はラストナンバーのグループですね
低速とはいえすぐそばを重量物が走り抜けるのは迫力満点であります

 

橋を渡りきり、下り坂のカーブを放出の方に駆け抜けてゆきました

 

カラー編はこちら

NIKOMAT EL / SOLIGOR 400mm F8   f11、+1AE
   
KONICAMINOLTA PAN 400   ND-76 1:1 23℃ 8分

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