CLASSIC-PAN 200 フィルム
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フィルムメーカーとして名前を挙げれば、コダック、フジ、コニカ、アグファ、イルフォード・・・、大手でもこれくらいはすぐに列挙できたのはほんの少し前までの常識だった。 しかし、フィルムを使う銀塩写真の衰退は想像を超えるスピードで進行し、2005年にはイルフォード、アグファが破綻し会社が消滅した。 そして2006年にはコニカ(コニカミノルタ)が写真事業から撤退するとの発表があり、激震が走った。 ここに至って世界ブランドのフィルムメーカーはコダック、フジの2社になってしまった。 両社ともフィルム事業の継続を宣言したが、その情勢は予断を許さない。 そんな環境の中、一部のユーザーに注目されていたマイナーブランドがにわかに脚光を浴びることになってきている。 ハンガリーのFORTE、チェコのFOMA、クロアチアのefke、ドイツのMACO、中国のLUCKYなどなど。 その他にもいろいろあるようだが、メジャーブランドに互する品揃えのところから一体これは・・・と絶句するようなアヤシイのまで千差万別である。 近い将来にはそれらを見極めて常用フィルムを探し回ることになるのかもしれない。 そんな中、JFC会のお友だちdaddyさんから1本のフィルムを「こんなの見つけたよ」と分けていただいた。 クラシックパン200というフィルムで、ドイツ製である。 化粧箱もなく、パトローネには印刷した紙を貼り付け、リーダー部は定規を当てて鋏で切った感じという、いかにもマイナー臭プンプンのブツであった。 |
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感度はISO200、フツーの現像でいいよ、ということだったので試写したフィルムをいつもの条件<ND-76、1:1希釈、23℃、8分>で現像してみたら、現像後の廃液はこんな色に染まっていました。 使い捨ての希釈現像ならともかく、D76原液などでの反復現像なら前浴でハレーション防止層などの余計なものを洗い流した方がいいと思います。 現像・停止・定着・水洗と標準通りの現像処理をして仕上がったネガは下の写真のようなイイ感じのものに上がりました。 夜景の人工光、昼間の自然光でもちょうど良い濃度のネガになり、感度も表示通りの使いやすいフィルムであると感じました。 お話では「たっぷり銀を含んだ昔ながらのフィルムで、中間調を省略したぶっきらぼうなやつだよ」ということでしたが、さて、試写の結果はどんなものだったでしょうか。 |
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1. 引っかけ橋(戎橋)から道頓堀の遊歩道に下り、戎橋を見上げたところ
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2. 早くも道頓堀名物となったドンキホーテの看板と観覧車
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3. こちらは有名な法善寺、筋向かいが水かけ不動でここから戎橋筋までが法善寺横町
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4. 水かけ不動のお隣、お店に掛かるこれも有名な夫婦善哉の提灯
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2006. 2. 25
Voigtlander BESSA R3A Gray |
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