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ZEISS IKON NETTAR 510/2
ZEISS IKON IKONTA C
  model NETTAR 510/2

Nettar-Anastigmat 10.5cm F7.7

シャッター: エバレディ T, B, 1/25, 1/75秒
絞り: 7.7, 11, 赤丸, 16, 22
距離調節: 目測 6feet 〜 ∞(35付近に赤丸)
ファインダー:反射式、素通しフレーム式併用

120タイプブローニーフィルム使用、6x9判

1930年代発売
発売時定価:

FOMAPAN Classic 100

チェコ製のモノクロフィルム
135、120規格のものが輸入されており、
感度ISO 100, 200, 400 のものかある。
D76等で標準的な現像処理ができる。

ILFORD, AGFAが相次いで破綻、ディスコンとなり
2005年になってから市中で見かけるようになった。

このカメラはドイツ光学メーカーの雄ツァイス・イコン社が1930年代から1950年代にかけて供給したブローニーフィルムを使用するスプリングカメラ、イコンタシリーズの初期に供給された6x9判普及型にあたる。
イコンタは画面サイズで6x4.5判が”A”、6x6判が”B”、6x9判が”C”モデルとなる。
それぞれで非常に多くのバリエーションがあり、レンズ、シャッター、の組み合わせも多岐にわたる。
機種ごとに愛称が付けられたものもあり、これは「ネッター」と称される機種であり、
普及機、中級機、高級機で分類すれば普及機にあたるシンプルな機種になる。

 各部清掃とチェックで蛇腹もOK、使用に差し支えないと判断したので試写をしてみた。
試写はいつものとおり自宅近所でお手軽にやったが、噂に違わぬねっとりした”ネッターの画”が得られた。
イルフォード、アグファと破綻が続いて供給不安定になったブローニーフィルムを補完するように
最近市場に出回ってきたフォーマパンを使ってみた。 フォーマパンはチェコで製である。
最近は、特にブローニーフィルムではチェコ、ハンガリー、クロアチアなど旧東欧諸国からのフィルムを調達しないと撮影に支障が出るようになってきていて、この先フィルムカメラの使用が安泰とはゆかない感じを強く受ける。 何と言おうとカメラはフィルムがなければタダの箱、、、実に辛い。
このフォーマパンは標準的なモノクロフィルムの現像プロセスで使用できるのがありがたい。
最初廃液がエメラルドグリーンに染まり、処理後の乾燥したフィルムもエメラルドグリーンのベース色になっているので驚いたが、できあがった画像にはなんの不満もない正真正銘のモノクロフィルムであった。

1. 定番の自宅近所の試写ポイント
2.  ピーカンのもとでの暗部はドスンと重厚である
3.  自宅前の高架下駐輪場、
4.  最短撮影距離の6feetでの描写、合焦部はきわめてシャープ   5.
2005. 11. 12

Zeiss Ikon Ikonta C, Nettar / NETTAR-ANASTIGMAT 10.5cm F7.7
FOMAPAN Classic 100   ND-76 1:1 24℃ 8分

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