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Retina Ia
《 ドイツコダックのコンパクトカメラ 》
ドイツコダック社が送りだした希代の名機レチナには未だに根強いファンが多い。
同社は1932年に設立されたが、レチナはその1号機を1934年に発売した。
レチナは当時としては非常にコンパクトな折り畳み蛇腹式35mmカメラとして市場に支持され、
1960年代まで大衆機と位置づけられた一連のシリーズを供給した。
このレチナIaは1951年から1954年にかけて供給され、レンズバリエーションが4種、シャッターバリエーションが2種あるようだが、この個体は後期型のシンクロコンパー付でレンズはレチナ・クセナー50mm F2.8である。

入手時には相当粘っていたが清掃と給油で快調になり、試写に持ち出した。
撮影地は奈良県生駒市の長弓寺、728年聖武天皇の勅願により行基が創建した由緒ある古刹である。
宗派は真言律宗で本尊は地蔵菩薩、本堂は鎌倉中期の檜皮葺、入母屋造の国宝である。
広大な敷地に各種の院が建ち並び、寺内の土塀がその歴史の重みを伝えている。
それにしてもfeet目盛りの目測機は撮影に骨が折れる・・・・

足を踏み入れて最初に目にはいるのが円生院、水子地蔵の一群が目を引く
円生院に隣接するのが法華院
円生院と法華院の裏道にこの土塀が残っている
本堂に向かう石段には緑青で渋く彩られた灯篭が並ぶ
荘重な本堂
訪れる人も少なく深閑としているが、桜や紅葉のシーズンには賑わうようだ
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AUTOBOY JETとの比較はこちら
2005. 3. 26

KODAK Retina Ia
Schneider-Kreuznach Retina-Xenar 50mm F2.8
NEOPAN SS   ND-76 1:1 23度 8分

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