Retun to HOME PAGE Retun to PHOTO HOME BACK NEXT
EXA Ia 試写
 旧東独ドレスデンのイハーゲ社が供給したエキザクタ・ヴァレックスの弟分エクサで撮ってみた。 エキザクタの横走りフォーカルプレーンシャッターをミラーシャッターに変更し、廉価な普及機として供給されたものである。 エキザクタは左利き御用達として有名であるが、このエクサもその名残を残しており、左でシャッターボタンを押すようになっている。 ただし、フィルムは左から右に供給されるようになっていて、巻き上げレバーも右で操作する。 左とも右ともはっきりしないので、すこぶる使いにくい。 基本はウェストレベルファインダーで覗くので、速写性は問題にしないのであろうか。
 レンズは何ともチープなメリタール50mmF2.9というトリプレット3枚玉のものがついていて、自動絞りはおろかプリセット絞りもない。 実絞りで撮影するのだが、絞り値にクリックがついていないので、撮影時の準備が結構大変である。 実写作例を以下の写真で見ていただくと分かるが、何と言うか味気のない描写で、潤いというか水気をまるで感じられない。
 交換レンズのトリオプラン100mmF2.8は、プリセット絞りもついており、メリタールに比べるとはるかにマシな描写をする。 階調表現が如何に大切かがこの2本の比較で分かった。
 試写は家の近所のいつもの所、京都大学の実験農場でおこなった。
50mm
50mm
50mm
50mm
100mm
50mm
100mm
100mm
EXA Ia
2004. 10. 24

EXA Ia (Ihagee, DRESDEN)
Meritar 50mm F2.9 (E.Ludwig, GERMANY)
Trioplan 100mm F2.8 (Mayer-Optik Gorliz, DRESDEN)
FUJI NEOPAN SS (ND-76 1:1 23度 7.5分)

inserted by FC2 system