撮りっきりコニカ WaiWaiワイド
使い捨てカメラで初めての１７ｍｍレンズの実力
２００２年発売時には一部マニアの間で話題になり、このレンズを使って手作りワイド”交換”レンズを作った強者もいた。
定価１６００円、実売１２８０円という手軽なお値段で超広角画面が楽しめるという、何ともくすぐる企画商品に私も早速飛びついて購入し、試写してみた。
鴨川に架かる四条大橋の下流側右岸から対岸を望む風景。 なかなかのモノである。
旧日銀京都支店。 あの狭い三条通と高倉通の北西側にあるでかい建物が画面にちんまりと収まっている。 超広角のデフォルメされた画面が見る者を圧倒する。 さすがに樽型の歪曲は目立つが、電線などの細かいディーテイルも無難に再現している。
順光でカメラを水平に構えるようにして撮ると何の破綻もない超広角の世界が広がり、一般の交換レンズにヒケをとらない。
先斗町にあるお好み焼き屋さんだが、フラットな被写体でもなかなかよく撮れている。 画面上部にちょっぴりフレアが入っている。 逆光ではなかったのだが・・・
木屋町通を平行して流れる高瀬川を南に向かって曇天半逆光で撮ってみた。 普段歩いていて、高瀬川がこんなに広く見えることはない。
2003. 1. 4
京都にて
